ADASセンサー組立用接着剤「LOCTITE 3296」
デュッセルドルフ 2023年1月9日発表– ヘンケル社オートモーティブコンポーネンツ事業部
※本プレスリリースは、2023年1月9日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。本プレスリリースは英語が原本であり、その内容・解釈については英文プレスリリースが優先します。
今日の先進運転支援システム(ADAS)では、かつてない焦点精度の高解像度カメラ設計に対する需要が高まっています。ADASが完璧に機能すること、つまりカメラやLiDARの高い信頼性によってドライバーの安全性は担保されます。自動車業界の長年にわたるパートナーとして、ヘンケルはこうした次世代の需要を満たすために設計されたADASセンサーレンズ用の接着剤を開発し続けています。
ヘンケルは、新たなデュアル硬化型接着剤LOCTITE(ロックタイト)3296をラインナップに加え、ADASセンサーの高信頼性や精度に不可欠なアクティブアライメント専用接着剤シリーズを拡充しています。今回の新製品は、紫外線を数秒照射するだけで高い硬化深度が得られ、特にアルミやFR4に接着しやすい設計です。
精度が問題となる場合、部品の要求品質を満たすにはアクティブアライメントによる組立プロセスが不可欠です。アクティブアライメントの作業フローでは光学部品を位置決めし最適な焦点を確保できるよう微調整を行ってから、その位置で硬化させることができます。Z軸方向にしか調節できないねじ込み鏡筒と比べ、アクティブアライメントプロセスでは100ナノメートルの精度で6自由度のアライメントが可能です。