ヘンケルがもたらす新しい概念
私たちは、革新的な取り組みと考え抜かれたデザインが、きれいな水の保全と供給を含む、世界の最大の課題の多くを解決できると信じています。そこで私たちは、テクノロジー企業であるアクアメンブレン社と協力して、水のろ過に革命をもたらすPrinted Spacer Technology®(プリントスペーサー)を開発しました。
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私たちは、革新的な取り組みと考え抜かれたデザインが、きれいな水の保全と供給を含む、世界の最大の課題の多くを解決できると信じています。そこで私たちは、テクノロジー企業であるアクアメンブレン社と協力して、水のろ過に革命をもたらすPrinted Spacer Technology®(プリントスペーサー)を開発しました。
膜ろ過用のプリントスペーサーは、様々な産業分野での水処理における主要テクノロジーの1つである逆浸透に新しい概念をもたらします。従来のメッシュスペーサーをプリントスペーサーに置き換えることで、水の流れを改善し、エネルギー消費を削減するとともに、ファウリングやスケーリングを低減します。
このグローバルな問題に対するユニークなソリューションは、ヘンケルとアクアメンブレン両社の経験を組み合わせることで実現しました。アクアメンブレン社の膜技術、ろ過と分離のプロセスに関する深い知識と、ヘンケルの樹脂および製造技術を組み合わせることで、ろ過膜に直接樹脂をプリントする独自のデザインが生まれました。その結果、従来のメッシュスペーサーよりも薄いパターンが得られ、圧力損失を最小限に押さえながら、より開放的な水の流路を提供することができます。
逆浸透による水処理において、プリントスペーサーが水の流れをより効率的にし、エネルギー消費を抑え、コストを削減する仕組みをご覧ください。
従来のRO膜プロセスでは、層状の膜と膜の間に押し出し成形されたプラスチックのメッシュスペーサーを配置して流体の分離を行い、螺旋状に巻かれたエレメントでろ過します。この技術は何十年にもわたって効果を発揮してきましたが、いくつか技術的限界があります。従来のメッシュスペーサーは、膜層間の貴重なスペースを奪うだけでなく、ファウリングのために定期的なクリーニングが必要であり、流路がその構造に制限され、形状改良にも制限があります。
ろ過膜にフィードスペーサーを直接プリントすることで、利用可能な総表面積を20〜40%増やすことができます。これは、スペーサーの厚さを減らし、膜エレメント内の利用可能な表面積を増やし、オープンな流路を形成することで達成されます。それにより、以下が可能になります:
または
または
その結果は?エレメントの生産性向上とエネルギー消費量の削減、そしてどんな用途にも最適化できる設計の自由度。
このように、従来のメッシュ構造から継ぎ目のないパターンへの移行は無限のカスタマイズの可能性をもたらします。あらゆる液体分離アプリケーションにおける、パフォーマンスを最適化するための様々なプリントスペーサーのデザインを想像してみてください。
プリントスペーサーが変革をもたらし、パフォーマンスを劇的に向上させます。この技術は、世界的な水危機へのソリューションを提供し、あらゆる顧客に水コスト削減の機会を与える大きな可能性を秘めています。
プリントスペーサーへのロックタイト樹脂アプリケーションについてのご相談は、以下のフォームにご記入ください。詳細をお知らせいたします。