ガスケットは、フランジ面の空間を完全に埋めることで流体や気体の漏れを防ぎます。シーリングの状態が変わらず、漏れ防止を確保するには、ガスケットが漏れを防止する対象となる流体や気体に耐性を備えていなければなりません。さらにガスケットは、合わせ面の温度、圧力、微細な動きにも対応できなければなりません。 フォームインプレイスガスケット(FIPG)は、自動車の設計者と製造者にとって自動車システム向け成形ガスケットをはるかに凌ぐ優れた代替手段となります。ヘンケルのソリューションであれば、どんな形状のフランジ面同士も確実に密着させ、耐久性のあるシール性を実現できます。さらに、これらのソリューションは、従来のガスケットでは必要であった極端な圧縮負荷を不要にし、不完全な表面でも確実にシールでき、構造的な強度が付加されます。ロックタイト(LOCTITE)® 5188、ロックタイト(LOCTITE)® 5810、ロックタイト(LOCTITE)®シリコーン5970など、ヘンケルのFIPGは、完全自動化のロボット式ディスペンサー、スクリーン、およびステンシル印刷システムに対応しています。これらは水平、垂直どちらの方向のフランジ面にも対応でき、シールの間隙を効果的に低減するため、炭化水素の排出量を最小限に抑えてくれます。金属と金属の接触が可能になり、トレランスをより適切に維持することができます。 ロックタイト(LOCTITE)® 5884は、近代的なパワートレインの条件に耐えられるように設計された高性能のキュアインプレイスガスケット(CIPG)です。このポリアクリレートは、トランスミッション液やエンジンオイルに対して大変優れた耐性があり、常温で数秒の内に硬化するという特性を有しています。
自動車向けガスケットの用途
ヘンケルのガスケットは、パワートレインのフランジ、たとえばオイルパンやバルブカバーに使用されます。
自動車向けガスケット
- ロックタイト(LOCTITE)® 5188、嫌気性フランジシール剤
- ロックタイト(LOCTITE)® 5810、シリコーンフリーフランジシール剤
- ロックタイト(LOCTITE)® 5884、ポリアクリレートシール剤
- ロックタイト(LOCTITE)® 5970、フランジシール剤